GREEN TECHNOLOGY. BLUE

自動運転技術の解説

発注・検討する側が、ベンダーの説明を自分で検証できるようにするための資料。

このサイトについて

自動運転の技術を、生まれた順の系譜と、車が走るために必要な仕事の分担という2つの軸で整理して解説する。日本語で読める中立的な資料として作っている。

目的は集客でも販促でもない。発注する側・検討する側が、ベンダーの説明を自分で検証できるようにすることである。問い合わせ・資料請求の受付は行っていない。

どこから読むか

表:状況別の入口。
いまの状況最初に読むページ
自動運転の話を初めて聞く自動運転とは何か
提案書を受け取ったが判断の材料がないベンダー用語の翻訳辞典
これから検討を始める実証と商用の違い
数字を示されて評価を求められている数字の読み方
仕様書を書いているODD:この技術の「できる範囲」
住民説明を控えている安全とは何を証明することか
技術の全体像を知りたい世代の系譜技術レイヤー

5つの区分

はじめに(6ページ)

前提知識ゼロから読める。自動化レベルの正確な意味、車が走るまでの5つの仕事、ODD、安全の証明、よくある10の誤解。

世代の系譜(7ページ)

経路教示型から世界モデル主導まで5つの世代。新しいほど優れているという並びではない

技術レイヤー(10ページ公開/72ページを想定)

車が走るために必要な仕事を12の層に分ける。現在は主要な層の代表ページを公開している。

発注・検討する人のための道具(6ページ)

このサイトの中核である。用語の翻訳辞典27項目、質問リスト21問、数字の読み方、実証と商用の違い、各国制度の比較表。印刷して会議に持ち込める。

横断テーマ(2ページ)

問いを見出しにした読み物。両論があるテーマでは、どちらかに寄せない。

そのほかのページ

このサイトの編集方針

次の7つを守る。1つ破ると全体が疑われるため、例外を作らない。

  1. 公表情報のみで書く。各社の公式発表、査読論文、規格文書、公的機関の資料、報道を根拠にする。非公開情報・伝聞は書かない。
  2. 日付を必ず書く。「最新の」「現在」という語を単独では使わない。ページ末尾に最終更新日を置く。
  3. 断定と推測を文法で区別する。事実は「〜である(出典)」、推測は「〜と考えられるが、公表資料では確認できない」と書く。
  4. 優劣を判定しない。代わりにトレードオフを書く。「AよりBが優れている」ではなく「Aは○を得るために×を諦めている」と書く。
  5. 批判するときは、技術ではなく主張と証拠の距離を対象にする。「この会社の技術は劣る」ではなく「この主張を検証するには○○のデータが必要だが、公表されていない」と書く。
  6. 専門用語は、初出のページで必ず1文で定義する。用語集へのリンクだけで済ませない。
  7. 分かっていないことを、分かっていないと書く。業界内でも合意がない論点は両論を併記し、決着していないと明記する。これがこのサイトの最大の価値になる。

やらないことも決めている。リード獲得の仕掛けを置かない。運営者の事業紹介を本文に混ぜない。特定企業のランキング・点数付け・「おすすめ」を出さない。会員限定や有料のコンテンツを作らない。

図について

このサイトの図はすべて自作の構造図・処理フロー図である。図の中に数値を入れていない。数値は必ず本文に、単位・時点・出典とともに書く。図だけが独り歩きすることを防ぐためである。

出典

一次情報を優先している。「区分」は、その資料が発行機関自身の公表物(一次)か、第三者による索引・複製(ミラー)か、解説(二次)かを示す。リンク切れに備え、発行者・文書名・日付を本文でも残している。

  1. SAE InternationalJ3016_202104 Taxonomy and Definitions for Terms Related to Driving Automation Systems for On-Road Motor Vehicles(推奨実施要領。レベルは記述的・情報提供的であり規範的ではないと記載。各要素は最大能力ではなく最小能力を示す)2021年4月30日(初版2014年1月)/区分:一次/参照日 2026年7月30日https://saemobilus.sae.org/standards/j3016_202104-taxonomy-definitions-terms-related-driving-automation-systems-road-motor-vehicles
  2. 国際標準化機構(ISO)ISO 34503:2023 Road vehicles — Test scenarios for automated driving systems — Specification for operational design domain(ODDのタクソノミと記述フォーマット。景観要素・環境条件・動的要素の3分類)2023年8月/区分:一次/参照日 2026年7月30日https://www.iso.org/standard/78952.html
  3. United Nations NewsNew global rules clear the road for driverless vehicles(WP.29 第199回会合での採択。支持した主要市場と主な要求を記載)2026年6月24日/区分:一次/参照日 2026年7月30日https://news.un.org/en/story/2026/06/1167797
  4. 福井県永平寺町自動運転車の運行について(レベル4・車両内無人。大人100円/中学生以下50円。運行主体はまちづくり株式会社ZENコネクト。車両の保証・保守期間が令和8年3月末で満了し、4月1日以降は当面運休)参照日 2026年7月30日/区分:一次/参照日 2026年7月30日https://www.town.eiheiji.lg.jp/
  5. RAND Corporation(Kalra, N. & Paddock, S. M.)/査読版は Transportation Research Part A 94:182–193Driving to Safety: How Many Miles of Driving Would It Take to Demonstrate Autonomous Vehicle Reliability?(RR-1478-RC。人間の死亡事故率と同等を故障ゼロ・95%信頼度で示すには2億7,500万マイル、20%改善の実証には110億マイル)2016年/区分:一次/参照日 2026年7月30日https://www.rand.org/content/dam/rand/pubs/research_reports/RR1400/RR1478/RAND_RR1478.pdf
  6. UL Standards & EngagementANSI/UL 4600 Standard for Evaluation of Autonomous Products, Edition 32023年3月17日/区分:一次/参照日 2026年7月30日https://www.shopulstandards.com/ProductDetail.aspx?productId=UL4600_3_S_20230317
  7. California Department of Motor VehiclesAutonomous Vehicles Rulemaking Actions(規則制定ファイル OAL 2025-0415-04、効力発生 2026年4月28日)効力発生 2026年4月28日/区分:一次/参照日 2026年7月30日https://www.dmv.ca.gov/portal/vehicle-industry-services/autonomous-vehicles/autonomous-vehicles-rulemaking/
  8. 米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)Standing General Order on Crash Reporting(第3次修正)発出 2025年4月24日/効力発生 2025年6月16日/区分:一次/参照日 2026年7月30日https://www.nhtsa.gov/laws-regulations/standing-general-order-crash-reporting

最終更新日:2026年7月30日。このページの記述は同日時点で確認したものである。

関連するページ